第1期梅毒における自動化法による梅毒抗体検査の治療前後の推移と診断的意義の検討
新宿さくらクリニック
第1期梅毒患者における治療前後RPRとTPLA検査の推移を検討した。臨床症状と梅毒トレポネーマPCR検査で診断した第1期梅毒患者のうち、治療前にRPRかTPLA一方のみ陽性が16%で、初期診断にはRPRとTPLAの両方の検査が必要だった。治療前に両者がともに陰性の症例が23%存在し、PCR検査も併せて実施することが望ましい。自動化法によるRPRは従来の2倍系列希釈法と同様に治癒の指標となることが確認できた。治療前にTPLAが200 T.U.以下であった症例では治療後半年めまで上昇し、12ヶ月めには横ばいかまたは減少する傾向がみられた。これに対して治療前TPLA値が300 T.U.以上だった症例では治療後2ヶ月めまでに減少がみられた。再感染時にはRPRよりもTPLAが顕著に上昇した。これらの結果からRPRとTPLAを、治療前後を通じて継続的に測定することは梅毒の病態把握に寄与すると思われた。
Key words: Syphilis automated antibody test; Early syphilis diagnosis; Treponema pallidum latex agglutination automated test (TPLA); rapid plasma regain (RPR)
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